海水整水装置 GP−2型 蓄養実験

場所 長万部町静狩  佐々木 恒光様
ほたて養殖作業場
日時 2001/01/25〜
実験内容 @ 生鮮貝の生存時間と殺菌方式の関係
A 半成貝及び稚貝の殺菌海水による影響の観察
実験装置  1
実験装置1
海水整水装置GP−2
水中ポンプ  CSL100
低圧微細気泡25A
水槽  2.7トン
掛け流し海水  30リッター/分
(水温  2.7°溶存酸素  9.2mg/L)
実験装置  2
実験装置2
水槽  1.5トン
掛け流し海水  30リッター/分
(水温  2.7°溶存酸素  9.2mg/L)
実験 @ 4方式で殺菌し、各サンプルの時間経過と生存率について比較する。各サンプルは一定殺菌蓄養時間後、ハッポー魚箱に別々に入れ同一条件下で管理した。
実験装置 殺菌方式 殺菌蓄養時間 貝個数 72時間生存率
サンプルA 紫外線  微細オゾン 24h 40 約91%
サンプルB 紫外線  微細オゾン 6h 31 約86%
サンプルC 紫外線  微細空気 24h 36 約71%
サンプルD 無し 24h 41 約66%
表
実験結果 試験個体数が少なくデーター的には不十分ではあるが、サンプルA(紫外線、オゾン)とサンプルC(紫外線のみ)と比較した場合20%程度の差が有り、紫外線、オゾンの同時使用が効果的である事が判る。サンプルAとDの比較では、25%もの差になる。掛け流し海水の酸素濃度9.2mg/L程度と水槽容積(1.5トン)、個体数を見ても酸素不足とは考えられず、生存率の差は酸素濃度だけでは説明できない。
実験 A 実験装置−1で連続オゾン水を作り、サンプルの稚貝を発生器のすぐそばに置き220時間経過時点でも、影響は見られない。実験を継続し確認する。
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