ザラボヤ対策商品
水産新聞の記事に掲載されました!



2009.10.26 水産新聞に掲載
東北総研
ザラボヤ対策の商品開発に力
 〜強度高めた耳づりピン〜
 
●新型アゲピン

 
新型アゲピン「ロールピンKCR−6型」が                完成した。


 新型ピンでは、貝を保持するアゲの下部軸を改良した。従来品は、アゲ下をストレートにカットして、中央部に向かって斜めに上がる形状。新型は、アゲ下軸の切り込みをなくし、アゲ下の太さが増している。引っ張り強度を同社比で3割向上させた。
 同社によると、ピンを強くする場合、単純に太くすれば強度は高まるが、耳にあける穴のサイズが大きくなる。一方、新型ピンは、従来製品と同様、1.6_のキリサイズも使用可能だ。
 ただ、耳づりする稚貝の大きさで注意が必要。同湾の浜では、作業開始当初、殻長4.5a前後の貝を使う漁家が多いが、新型ピンでは7a前後からが対象。「ピンの腰が強いので作業が楽だが、小さな貝だと耳が欠けたり、貝の力不足から耳の巻き込みが遅くなる可能性がある」と説明する。
 今春の耳づり作業中に、浜で試験。使った漁家からは「刺しやすい」と好評を得ているという。原材料は、従来製品と同様で、販売価格も同じだ。すでに販売も開始している。


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